リウマチの実体験
リウマチについて、私は正直何の知識もありませんでした。
本人や周りにその症状を発症した人がいないということもあり、特に意識したことがありませんでした。
せいぜい温泉地に行った際に、効能に書いてあることぐらいでした。
実際リウマチとはどういう病気なのでしょうか。
原因はいまだに不明とされていますが、自己免疫疾患の一つとして挙げられており、朝起きて暫くの間関節が動かせない、こわばると言った症状が現れるとされています。
しかも、昼間になるとそのこわばりは緩和してしまうことから、この病気に気付く人が少ないまま病状が進行してしまう場合があるようです。
更に進行することで、朝だけこわばっていた関節がだんだんその時間が長くなり、更に軟骨を破壊してしまって最終的には関節が変形してしまい、動かすのにも非常に痛みが伴ってしまうという病気です。
関節だけにとどまらず、内臓に影響が及ぶ場合もあることから、機能不全を起こしてしまう膠原病の一つにも含まれています。
自己免疫疾患というのは、本来、外的である細菌等が体に入ってきた際に自己防衛のために働く免疫たちが、過剰に反応してしまうことで、正常に動いていた自分の機能に対しても攻撃をしてしまうという疾病です。
自己免疫疾患自体、どうしてそうなるのかはっきりとした原因がつかめておらず、その為、治らない、治りにくいというイメージが付いてしますが、リウマチに関しては治る場合もある為、治らないという断定的な物言いは間違いになってしまいます。
治療方法は、薬物投与、関節を動かせるようにするためのリハビリ、また手術をすることで破壊された関節を人工関節に入れ替えるという場合もあります。
今の医学をもってすれば、昔のように治らないというイメージはなく、治すことも全く可能だということが分かっていただけるかと思います。
遺伝的に発症しやすいという訳でもなく、突然発症すると言われているこの病気。
防衛するすべが変わらない今、色々考えると不安になるかもしれませんが、まずは早期発見が先決です。
そして、焦らず治療を行えば治るという事で、その点は先行きを不安がらず付き合っていくことが大事だと言えるでしょう。